歴史

ピエール・ルルー(Pierre LE ROUX)とステファン・ラムルー(Stéphane LAMOUREUX)は、ジョーヌ氏(JONES)と同様に剣道クラブBUDO11の会員であり、BFEK取得後、師の教えを広く伝えたいと考えていました。その師とはギィ・ローラン氏(Guy ROLAND)、ジャン=ピエール・ラブリュ氏(Jean-Pierre LABRU,フィリップ・ラバイ氏(Philippe LABAYE)であり、いずれも剣道がフランス国内の地方や県、都市、町や村など至る所で普及するよう尽力なさった方々であり、彼らにならい新たに剣道部を開こうと決意するに至ったのです。

こうして2009年1月、スポーツ団体ラ・サン・マンデエンヌ(la Saint Mandéenne)にて剣道部の開設を打診します。学年度の途中であったにもかかわらず、ラ・サン・マンデエンヌおよびサン・マンデ市スポーツ課から開設の承認を得ました。また市長も剣道をよくご存じのようで、市内での剣道クラブの開設を喜び、積極的に後押ししてくださいました。残るは練習場所の問題でしたが、こちらも市議会議員の皆さんのご協力を得てシャルル・ディジョン校の体育館を使える運びとなりました。



いざ開設が決まり次は宣伝ですが、こちらは一般的な広告媒体、具体的には公共の掲示板(市役所の情報掲示板や折込チラシ)、店頭の掲示板にて告知するほか、チラシも作成・配布いたしました。



いよいよ道場開設。最初は大人8人、子供11人、月曜日夜の練習でのスタート。18時~1915分は子供クラスでした。



市のイベントで行ったデモンストレーションでは、議員や一般の方々から熱狂的で素晴らしい実演だったと好評でした。

剣道に初めて触れる方もいれば、フランスで剣道が普及していくことを喜ぶ方もいました。「剣道は素晴らしい競技であり、美しく質の高いスポーツです。来年の市のスポーツプログラムに欠かせない存在でありコミューンのスポーツ委員会も同意見です。市のスポーツ教育をより充実したものに導く素晴らしい競技がまた1つ増えたことを誇りに思います。」とは市長ならびに市のスポーツ課補佐の言葉です。ちなみに警察でも剣道を訓練に取り入れることを検討したことがありました。


BUDO11やその他のクラブから練習に参加してくださる皆さんを見ていると、剣道と剣道を学ぶ者との間には道場という枠を超えた絆があると、改めて思わざるをえません。